Subject   : リバランス(rebalance)

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 リバランス(rebalance)
 リバランスとは「運用ポートフォリオのバランスを元に戻すこと」。つまり、運用資産ごとの保有割合に一定の目標を設けておいて、割合が増えた資産を減らし、割合が減った資産を増やすように売買取引をする運用手法のことです。

リバランスの2つのメリットとは?  リバランスには大きく2つの効果があると考えられます。

 1つ目は、運用ポートフォリオのリスク・リターンが大きく崩れることを防ぐ効果です。例えば、運用ポートフォリオとして株式と債券を50%ずつ保有しており、その後株式の価格が20%上昇、債券の価格が10%下落するケースを考えてみます。この時、運用ポートフォリオ全体の価格は増えますが、株式と債券のバランスは株式:約57%、債券:43%へと変化します。運用ポートフォリオは株式比率の高まりを受けて以前よりもハイリスク・ハイリターンなものになりますが、リバランスには、このような価格変動によるポートフォリオのリスク・リターン特性の変化を元に戻す効果があります。

 2つ目は、一般に運用のリターンを改善する効果です。先程の例で、株式・債券の価格がそれぞれ元の水準に戻る時の運用リターンは、  リバランスなし・・・プラスマイナスゼロ  リバランスあり・・・+2.08% となります。

● リバランス運
リバランス運用とは、当初意図したポートフォリオバランスを一定に維持しながら運用する運用手法のこと。
例えば、債券40%、株式60%と定めたファンドが値動きにより債券の占める比率が50%になった場合、債券を売り、株式を買う(リバランス)ことにより当初の比率に戻しながら運用を行う。
あらかじめ配分比率を定めて、一定期間ごとに配分比率の調整を行う運用方法を変率リバランス運用と呼び、各銘柄を等金額購入し、その後も等金額での運用を行うようにリバランスする等金額リバランス運用と呼ぶ。
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