４０１kプラン

　米国の確定拠出型年金の１つ。米国の歳入法４０１k条項に適格する要件を満たすことで、この名称がある。

　企業の拠出金が限度額まで損金算入できる、従業員の拠出分も所得控除の対象となる、しかも運用収益は非課税であるなど、税務上の恩恵が大きいことから、比較的高収入の勤労者世帯を中心に普及している。いわゆるベビーブーマー世代がこの４０１kを積極的に利用し、特に１９９０年代に続いた低金利のなかで、ミューチュアルファンドを通じて積極的に株式に資金を向けたことが、米国株高の一因になったとされている。日本でも企業年金の積み立て不足拡大を受けて確定拠出型年金導入機運が高まり、その代表モデルとして一躍注目を浴びることになった。２００１年１０月に制度が発足、０６年３月末で６,６００社が導入している。

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