Subject   : 変動利付債 (floating-rate note)

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 変動利付債 (floating-rate note)
 償還期限までの間、ある一定期間ごとに表面利率が変動する債券。

 債券は固定利付きのものが普通だったが、1970年代以降、金利の変動が激しくなるとともに、発行者、投資家双方が金利変動リスクを避けるために国際金融市場で開発された。73年に発行されたスペインのビスカヤ・インターナショナル債が最初といわれる。表面利率は一般に短期市場での調達金利に一定のスプレッドを上乗せした形で決めることになっており、通常3カ月あるいは6カ月ごとに変動する。最近は国際金融市場だけでなく米国市場などでも発行されている。日本では83年2月に発行された超長期国債で初めて導入された。日本企業では94年4月の三井造船債が第1号。個人向け国債でも採用された。なお、市中金利が上昇するとクーポンが低くなるという、逆変動利付債もある。


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