Subject : デュアルカレンシー債(dual currency bond)
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デュアルカレンシー債(dual currency bond)
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二重通貨債。払い込みおよび利払いと償還が異なる通貨で行われる債券で、1982年ごろ、国際金融市場に登場した。
85年には払い込みおよび利払いが円、償還はドルという形の円債が海外市場で発行された。さらに90年代に入って国内でも発行が認められ、94年3月に高島屋が同じく払い込みおよび利払いが円、償還はドルというデュアルカレンシー債を発行した。発行者は長期の為替予約などにより、償還金額を確定したうえで、発行コストを通常の普通社債より低くできるという。なお、払い込みと償還は同じ通貨(通常は円)にし、利払いだけを別の通貨にするのを、逆デュアルカレンシー債と呼び、95年9月に丸紅が日本企業では初めて発行した。
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