Subject : 繰り延べ税金資産 (deferred tax asset)
カテゴリー : ビジネス >
繰り延べ税金資産 (deferred tax asset)
-
税効果会計で銀行などの貸借対照表に発生する科目。有税で不良債権を償却(貸倒引当金を計上)した場合、いずれ戻ってくるであろう税金を資産の部に計上する。
税法では税法上の赤字である欠損金が発生した場合、繰越欠損金として翌期から5年間に限り課税所得と相殺できるため、前払いした税金を将来、取り戻すには、翌期以降の課税所得がそれなりの黒字であることを前提としている。したがって、繰り延べ税金資産に見合うだけの課税所得を5年以内に稼げるかどうかという点が重要となる。
日本公認会計士協会の実務指針では、収益力や含み益から慎重に検討する必要があるとしており、2002年には厳格適用を求める通達を出している。
- ●
-
⇒
[メニューへ戻る]
[インデックスへ戻る]
[HOMEへ戻る]
[前のページに戻る]