Subject   : 為替換算調整(foreign exchange adjustment)

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 為替換算調整(foreign exchange adjustment)
 海外子会社の資産、負債、資本を円換算するときに生じる差額を調整する会計項目。

 海外子会社の資産と負債は決算日の為替レートで円換算するのが原則。資本のうち剰余金は発生時に、資本金などは親会社が子会社に出資したときの為替レートを用いるため、貸借対照表上でその差額を調整する。

● 為替予約 (forward exchange contract)
 外国為替取引で、顧客と銀行が一定の為替レートをあらかじめ決めたうえで、将来の期日に売買する取引のこと。

 為替先物取引ともいう。企業が輸出入を行う際、決済時に受け払いする輸出入代金を事前に確定できるので、所得の目減りを回避する手段として使われている。ただ、たとえば輸出企業が1ドル=110円の時に為替予約をして、期日に円相場が115円まで下落した場合は、機会損失になる。そのため企業は、将来の外貨建て収入の4割を為替予約、4割をオプション取引、残りを直物市場で手当てするなどして、収入の目減りを防ごうとしている。
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