カルテル（cartel）

　同種の商品を生産する企業が、価格、生産、出荷数量などで協調する行為。

　自由競争が損なわれ消費者が不利益を被るため、独占禁止法で原則として禁じている。１９５３年の独禁法改正で、不況期に過剰設備の廃棄などで協調する不況カルテルや、企業間で協調して合理化を進めるための合理化カルテルが認められたが、９９年に廃止された。

公共事業の競争入札での談合もカルテルの一種。公正取引委員会は罰則を強化するなどカルテルへの監視を強めている。

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