Subject   : タイトフォーメーションガス

カテゴリー : 技術 > 


 タイトフォーメーションガス
 タイトフォーメーションとは、浸透率が非常に小さい硬質な地層(米国では0.1md以下とされている)をさしている。このような浸透性が極めて低い地層中に含まれているガスをタイトフォーメーションガスといい、例えば、タイトサンドガスやシェールガス等がある。

地質学的にみれば、これらのガス貯留層は在来型に非常に類似しているが、主な違いは採取の速度である。タイトフォーメーションの浸透性の悪さが採取速度を遅くし経済性を悪化させている。

 米国の可採鉱量は5.7〜15.6兆m^3と見積られており、政府から税制優遇措置を受けて盛んに開発が進められている。このような地層は米国、カナダをはじめヨーロッパや中国等にも存在するといわれているが、ここでは開発が進んでいる米国の例を主に取り上げる。

 タイトサンドガスは、米国西部のロッキー山脈やカナダ西部のアルバータ盆地などを中心に分布している浸透性の低い硬質な砂岩層に存在する。タイトサンドの浸透率が極めて低いため、水圧破砕のような採取技術の工夫が必要である。米国の生産実績は、1994年に705億m^3に達している。


 ⇒ プレートテクトニクス(plate tectonics)

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