Subject   : 累帯構造(zonal structure、zoning)

カテゴリー : 技術 > 


 累帯構造(zonal structure、zoning)
 結晶が中心部から周縁部へ不連続ないくつかの部分からなること。溶液とそれから晶出する鉱物が平衡が保たれないと、組成の異なる部分からなる累帯構造を生ずる。

累帯構造にはこのほか、累帯ごとに不純物の含量が異なったり、着色の様子が異なったり、透明度が異なるものがあり、ときには同形結晶の重複成長による累帯構造もみられる。混晶がマグマから晶出する場合は、ふつう中心部から周縁部へ向ってより低温で安定な組成へと変化するが、変成作用では周縁部のほうがより高温で安定な組成となる。これを逆累帯構造(reverse zoning)といい、また同一個体において中心部から周縁部へ単調に変化しない場合(oscillatory zoning)がある。


 ⇒ プレートテクトニクス(plate tectonics)

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