Subject   : プリューム(plume)

カテゴリー : 技術 > 


 プリューム(plume)
 マントルの大規模な対流はカオス的な対流を引き起こし、そのことによって熱伝導がまかなわれるとする考え。

上昇するホットプリューム、下降するコールドプリュームが考えられる。ホットスポットはマントル深部からの、この上昇するプリュームが火山活動によって地表で確認されたものといえる。このプリュームが地表でみられる大規模地殻変動の原因と考える立場の学問分野をプリュームテクトニクスと呼ぶ。

● ホットスポット(hot spot)
マントル深部に固定した高温の熱源があり、そこから上昇する高温のプリュームによってその真上に火山活動が起こるという考えに基づき、その場所をホットスポットという。プレートの移動で火山はこのプリュームからしだいにはずれて活動を弱め、ついに死火山になる。大洋底にみられる非地震性の火山列はこのようにして生成されたとする説を、J.T.Wilson(1963)が提唱、W.J.Morgan(1972)がプレート運動の考えを入れて発展させた。このような火山の配列距離と火山岩の年代測定から、下部マントルを不動としたときの上面プレートの移動速度(絶対速度)が見いだせる。
 ⇒ プレートテクトニクス(plate tectonics)

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