Subject   : ロングテール (long tail)

カテゴリー : ビジネス > 


 ロングテール (long tail)
 売れ筋ではない多数の商品群が予想外に大きな売上高を占める様子を表す。

インターネットを通じた通信販売などに特有の現象。商品の需要をグラフで示す際、縦軸に販売数量、横軸に売れ筋順位をとると、右側になるにつれて長い尾(ロングテール)の曲線を描くところから名付けられた。米ネット情報誌の編集長が2004年に指摘した。小売りの現場では売れ筋上位2割の商品が売上高の8割を生む「2:8の法則」がよく知られている。売り場面積に限りのある一般の店舗では、売れ筋の2割をそろえ、少量しか売れない「死に筋」を除くのがマーケティングの原則だ。だが、ロングテールは逆の考え方。ニッチ(売れ筋下位)商品までそろえれば、幅広い顧客層を長期にわたってつかみ、収益力が高まる。ロングテールで収益モデルを築いたのが、米ネット通販大手のアマゾンドットコム。約230万種の書籍をそろえ、上位約10万までの売れ筋が売上高の3分の2を占める。一方、10万位以下も3分の1を稼ぐ大切な商品群で、一般書店にない学術書などが熱心な読書家のリピーターを集客している。


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