レポ取引（repurchase transaction）

　一般に買い戻し条件付取引のことだが、日本では特に債券の貸借取引で金銭を担保として差し出す現金担保付債券貸借取引を指す。

　１９８８年に創設し、当初は債券を買い戻し条件付で売却する債券現先取引としてスタートしたが、９６年に現在の形式になった。実質的には債券と資金を一定期間交換する取引であり、決済日に債券の借り手は債券と貸借料を貸し手に渡し、逆に債券の貸し手は現金と利息を借り手に渡す。短期資金の調達と考えると、資金調達コストは現金担保にかかる利息から債券の貸借料率を引いたレポ金利になる。９８年には株券のレポ取引もスタートした。

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