要管理債権（loans requiring close monitoring）

　金融機関の貸し出しのうち、３カ月以上の延滞があったり、金利減免など貸し出し条件の緩和を実施した債権。

　不良債権の一種だが、破たん先や破たん懸念先に比べれば回収できる可能性が高い。このため貸し倒れに備えて積む引当金の水準は、破たん先の１００％、破たん懸念先の７０〜９０％程度に対して、要管理は２０〜５０％程度にとどまる。要管理債権の対象企業は経営の将来性の評価が難しい段階にあり、要管理債権の扱いが企業再生の分かれ目になりやすい。

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