Subject : 戻り益
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戻り益
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融資が返済されない場合に備えて金融機関が積み立てたお金(貸倒引当金)が、借り手の経営が健全化したために不要になり生じる見かけ上の利益のこと。
貸倒引当金の額は企業の健全度に応じて決まる。銀行はバブル崩壊後の不良債権処理で多額の貸倒引当金を積んだが、景気回復によって企業の経営が持ち直し、融資が焦げ付く可能性が低くなったため多額の引当金が不要になった。この分が利益に計上され、大手銀は2006年3月期に過去最高の純利益を記録。預金者らから「もうけすぎ」と批判されたが、本業の融資による収入が増えたわけではない。赤字の繰り延べで法人税も支払っていなかったため「半人前」とも指摘された。
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