含み損益（unrealised profits and losses）

　有価証券、土地などの貸借対照表上の価格と時価との差額。つまり時価で売却または評価替えした場合に発生するであろう利益や損失のこと。

　１９９１年３月期決算から有価証券報告書に上場株式をはじめとする有価証券や先物取引などの時価評価額を記載することが義務付けられ、含み損益に関する情報公開の道が開かれた。現在は時価会計の導入により、有価証券については簿価と期末の時価との差額を株主資本に直接反映するようになったうえ、減損会計が厳格に適用されることで有価証券の含み損を賃借対照表に抱え込んだままという企業は少なくなった。

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