Subject : 天候デリバティブ(weather derivatives)
カテゴリー : ビジネス >
天候デリバティブ(weather derivatives)
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気温や降水量、積雪量など多様な気象条件を取引の条件とした金融派生商品。
暖冬や渇水など天候変動に伴う収益のぶれを抑える目的で利用する。例えば、暖冬で収益が減ると予想する企業は、収益が増えると期待される企業やリスクを引き受ける金融機関などと契約。契約した気温を上回った場合には一定額を受け取り、下回った場合には支払う仕組みになっている。1997年に米国の総合エネルギー企業の間で取引されたのが世界最初の事例とされる。当初は店頭相対(OTC)市場での取引が主流だったが、市場の主要な担い手だった米エンロンが2001年に破綻した後は低迷した。最近ではシカゴ・マーカンタイル取引所に上場する先物商品の売買高が急速に拡大している。国内初の取引は1999年で、スポーツ用品店が少雪リスクをヘッジするために導入したケースとされる。
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