中期国債ファンド（medium-term government bond fund）

　株式を組み入れず、公社債を中心に運用する投資信託の一種。１９８０年に野村証券が第１号を発売した。

　主に２年から４年の中期利付国債を重点的に組み入れる。このため、比較的利回りが安定している。いつでも購入でき、購入後３０日過ぎれば手数料なしで換金できる。当初は中期国債の組み入れ比率が５０％以上という制約があったが、８８年３月に３０％以上に緩和された。短期公社債投信と同様、９９年７月から組み入れ債券に時価評価が導入され、２００１年４月からは実績分配型に移行した。このため、マネー・マネジメント・ファンド（MMF）との商品性の違いがなくなったことなどを受け、野村アセットマネジメントなどが償還に踏み切った。

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