ソルベンシーマージン (solvency margin)

　生命保険会社の財務体質の健全性を測る尺度の１つ。

　１９９８年３月期から生保各社が情報開示を始めた。保険会社が保有している資産の運用リスクや手持ちの保険契約が持つリスクに対して、どの程度の対応力（支払余力）があるかを示す。具体的には当期未処分剰余金や危険準備金、有価証券の含み益などから求めたソルベンシーマージン総額を、保険リスク合計と資産運用等リスク合計の平均値で割ったものに１００をかけて計算する。手持ちリスクと支払余力の比が１対１なら、ソルベンシーマージンは２００％となる。これが最低限の水準を示し、２００％を下回ると金融当局が経営改善を命じる早期是正措置の対象となる。２００１年３月期から外国有価証券の含み損益も反映させるようになった。

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