スワップ協定（swap arrangement）

　中央銀行同士が主に為替相場の安定を図るため、互いに自国通貨を預け合うことができるように取り決めた協定。

　つまり２カ国の中央銀行が一定額の自国通貨を一定期間、相互に預け合い、預かった外貨を使って為替市場介入を実施し、自国通貨を買い支えたりして為替相場の安定に役立てる。約束の期限が来て双方が返済するときは預け合いを実行したときと同じ為替相場を適用することを原則としている。通貨危機を経験したアジアでは東南アジア諸国連合（ASEAN）と日中韓がチェンマイ・イニシアチブに基づき締結を進めている。

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