業務純益 （net business profits）

　銀行が貸し出しなど本業でどれだけもうけたかを示す利益指標。

　金融自由化で銀行の業務が多様化したのに伴い、１９８９年度から採用された。貸出利息の受け取りから預金利息の支払いを差し引いた「資金利益」、手数料などの「役務取引等利益」、債券、外為などの売買益を示す「その他業務利益」の合計が「業務粗利益」で、これから経費などを差し引いたものが業務純益になる。ただ、実態を正確に示していないとの指摘もあり、最近は一般貸倒引当金を控除する前の「実質業務純益」や、債券売買益を除いた「コア業務純益」なども指標として用いられるケースが増えている。

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