可視熱赤外放射計（Visible and Thermal Infrared Radiometer）

　MOS-1及び MOS-1bに搭載されている。可視域1波長帯（0.5μm〜0.7μm）および赤外域3波長帯（6.0μm〜7.0μm、10.5μm〜11.5μm、11.5μm〜12.5μm）が観測できる機械走査方式（走査鏡が7.3rpmで回転する）可視熱赤外放射計である。

　MOS-1から観測するVTIRの地表分解能は可視域で900m、赤外域で2700mで、観測幅は1500km、瞬間視野（IFOV）は可視域が0.9mrad、赤外域が2.7mradである。

　VTIRはラジオメトリック分解能0.5Kで海面温度、雲域などを観測している。この映像は広域の海洋環境、漁業などの分野で広く活用されている。

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