Subject   : GCM(大気大循環モデル)

カテゴリー : 技術 > 


 GCM(General Circulation Model)
 火山地帯・地熱地帯の噴気孔(fumarole)から噴出する気体状態の地熱流体。  大気大循環モデルの略称。大気大循環を数値シミュレーションによってつくりだすための数値モデルである。

 大気現象を支配する種々の方程式系(運動方程式、熱力学方程式等)を具体的な境界条件を適用しながら数値解法により解き、時間経過による大気状態の変化の再現を試みるもので、  天気予報や温室効果気体の増加に伴う地球温暖化の評価等に利用される。計算機の発達とともに時間分解能、空間分解能の向上が図られ、現在では対流圏から熱圏までを多層で取り扱うものもある。また地形効果、大気組成に応じた放射過程、雲、雨等、モデルに組み込まれる要素も詳細化している。

 一方、大気と同様に海洋の循環を再現する海洋大循環モデルや、大気と海洋の相互作用を考慮するためにGCMと海洋大循環モデルを組み合わせた大気海洋混合モデルの研究、開発も行われている。


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