Subject : ドップラーシフト(Doppler shift)
カテゴリー : 技術 >
ドップラーシフト(Doppler shift)
-
電磁波や音波の発信源−観測者間の距離が時間とともに増大するときに周波数が低く、時間とともに減少するときに周波数が高く観測される現象。
発信周波数をf0、受信周波数をf、発信源と観測者間の距離の時間変化率(相対速度)をv(遠ざかるときを正とする)、光速をcとすると、
f=f0(1-v/c)
である。
レーダによって、運動する物体からの反射波を受信するときにも、ドップラーシフトが起こる。このときにはレーダと物体の間の相対速度をvとして、
f=f0(1-2v/c)
である。
ドップラーシフトは多方面に利用されるが、宇宙関係では地球周回衛星や深宇宙探査機の軌道を決める上でそのデータは欠かせない。またSARがアジマス方向で高分解能を達成できるのも、ドップラーシフトの観点から説明される。
- ●
-
⇒
[メニューへ戻る]
[HOMEへ戻る]
[前のページに戻る]