Subject   : 数値地形モデル(DTM)

カテゴリー : 技術 > 


 数値地形モデル(Digital Terrain Model)
 ディジタル化された地形データのことで、格子点の標高値、またはランダム点の緯度経度と標高値が主な内容であるが、傾斜や斜面方位、峰線、谷線、地質、植生などのディジタルデータが含まれることもある。

 標高値のみのデータは特にDEM(digital elevation model)と呼ばれ、区別されることがある。格子点、またはランダム点の標高値は既存地形図の等高線からの手作業、または自動システムによる計測、あるいは航空機や人工衛星で取得された立体写真から図化機で求める。

 数値地形モデルは立体画像や鳥瞰画像だけでなく、気候や植生分布といった地球環境の研究でも重要である。いま、世界全陸域の1km間隔標高データの作成を目指すGLOBE(GlobalLand One kilometer Base Elevation)というプロジェクトが1997年完成の予定で進められている。

 具体的には米国のDMAが所有するTOPO 1(約1km間隔のDEMで、DTEDと呼ばれる約90m間隔のDEMから作成されており、全陸域の6割以上の地域について整備されている)や、その他世界各国の諸機関が作成したデータを集大成する予定である。

 
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